完全に父親の幽霊を見た夢

僕は23,24歳だと思う。

友人2人とファミコンのゲームをしている。徹夜気味でやって、とにかくクリアしようと必死な感じ。ようやく3つ目のゲームまでクリアした時には、朝が来ていて友人の1人ももう眠っていた。3つ目のゲームをクリアした時点で友人を起こして報告した。PCエンジン版のマリオとファミコン最後くらいのゲーム2つだったと思う。

そこから何があったかわからないけれど、実家の倉庫にいる。新しい家の新しい自分の部屋用にドアが置いてあった。ただコンクリートのドアでこんな重くていいのかなと疑問に思ったけれど、営業の人が加工や設置までお任せくださいと言っていたのでなんとかなるかなとは思った。

倉庫を出て家(これは建て替え前の古い家)に戻ろうとすると、倉庫を出た場所にまだ若い頃の亡くなった父親がいた。40代くらいで髪も染めたばかりみたいに真っ黒で、服は営業の会社に勤めていた時の青いジャケットだった。まったくもってはっきりくっきりしていたのだけど、これは幽霊だと一瞬でわかって、それでも「お父さん、お父さん」と連呼しながら、とにかく母親に合わせようと思った。父親はしきりに用事があるからと倉庫に入って行こうとする。幽霊なのにつかめるので「お父さん」と呼びながら家に手をひっぱっていく。母親に合わせたいので、母親を呼んでくるのもありなのだけど、父親の幽霊は一瞬でも目を離すとその隙に消えてしまいそうだったので、目を離すこともできなかった。

家の駐車場には倉庫側に父親の乗っていただろう灰色のワンボックスがあり、フロントガラスからは後部座席とトランク部分に折りたたみイスがたくさん載っているのが分かった。でも、その車に見覚えはなかった。少しだけ振り返り、家の玄関が開いていることを確認したついでに、母親の車も見た。母親の車は僕が小さい頃に母親が運転していた日産のサニーで、フロントガラスの真ん中に誰かがぶつかったように円形に割れていて血なのか、白い貼り紙とそれをとめる用の赤いテープなのかわからないけれど、赤い色が目についた。

なんか良くない感じがすると思って、少し父親から手を離すと、父親はだんだん透けてきて完全に消えてしまった。家に入り台所にいた母親のところまできて、「お父さんがいたんだ」と言おうと思ったけれど、なんか少し泣けてきて、「今日、会社休むわ」とだけ言った。そこからは壁にもたれていないと立っていられないくらいになってしまった。

 

父親の夢などほぼ見た覚えもないし、車の事故の跡とかお告げ感を感じすぎて、少々こわい。起きたらなんか全身鳥肌も立っているし。お墓参りに行こうか、普段から気をつけているが、交通事故にはさらに気をつけよう。