蛇にピアス

蛇にピアス (集英社文庫)

蛇にピアス (集英社文庫)

最年少芥川賞受賞とかで話題になったやつです。それだけの理由で100円で買った。期待はしていなくてどんなのかなぁっていう程度の気持ち。
前に読んだインストールと同じような感想を持った。この年代だから書けるような感じ。ある意味話題にしているものごとが今時というか現代っぽいという解釈なのかもしれない。ただ個人的にはピアスとか刺青とか興味がないので、好奇心的におもしろく読めたかもしれない。舌先を蛇の舌のように2つにわかれさせる身体改造する人なんて本当にいるのだろうか。どこかにはいるんだろうなぁ。
主人公はクラブでたまたま知り合ったアマの影響でピアスをどんどん大きくする。舌にもピアスをして蛇のような舌(スプリットタン)にしようと思った。そのピアスの専門店の店長と知り合いになり、刺青も彫ってもらう。店長とたまにエッチし、アマとも毎日セックスするそんな生活。店長の気持ちさえも変えてしまい、アマは店長に殺される(殺されたんだと思う)そんなこんなでアマがいなくなってしまったので、店長と一緒に暮らすようになる。
とにかくピアスがアマとのつながりでとか愛の証的なものを求めている話かな。