システム工学

システム工学 (講談社現代新書 237)

システム工学 (講談社現代新書 237)

自分の生まれる前というかなり昔の本だった。新書系で昔の本というのはあまり役に立たない気もするが、なんとなく今でも通用することが多かった。
システム工学を簡単に説明したいのだけど正直難しい。今の時代ではちょっと当たり前という感じがするから。システムの構築の話というしかない。たとえば、系統制御信号機とか。1番簡単なことでいうと餅つきだとか。これは人間同士の話だけど、時間の制御をあわせないと怪我をすることがあるし、効率的に仕事ができない。あぁ、そうか、効率をよくするためにするのがシステム制御でもいいかもしれない。
視野を広くして目的をまずとらえることから始める。極端な結論でもいいから言ってみると、それに反論する意見もでていろいろと見えてくる。そして、よくする方法が浮かばないときは、逆に悪くする方法を考えると答えが浮かぶときもある。目標としては、価格とか納期とかユーザーにはどう思われたいかとかそういうことを細かく決める。それから成功の基準を決める。いろんな要素が絡み合うので決めづらいときもあるが、総合的でも売り上げが10%あがったら成功とか決めること。要素の絡みあいの多いときには、性別ごと、時間帯、季節、年齢ごと、わけられるものは分けてデータを集め、分析する方がよい。
などと書いたが、今ならけっこう当然かもしれない。いわゆるマーケティングに近いのかなぁ。これをコンピュータなどが絡むとシステム工学という感じがする。