孫正義が、吹く

これからやっていく仕事に似ているような先人、偉人として知っておこうと思った。経営哲学なんかも参考になるはずだと思う。
正直、この本は第3部の石川さんと孫の対談だけで十分ではないかと思う。1部と2部はその対談から引用して、他の孫のエピソードやアメリカの状況などを絡め解説しているに過ぎない。
エピソードなどとして、おもしろい部分は本田総一郎やソニーの盛田などの経営者にも教えられ勉強していたこと。中国人ではなく、在日韓国人3世であること。(現在は日本に帰化している。苗字も2つもっているのだけど、奥さんが孫で日本人として登録したため、孫正義でも日本人の名前と使える。)入院中の3年間で、4000冊の本を読んだこと。アメリカの高校を2週間で卒業している。アメリカでは飛び級制度があるので利用している。実際には大学検定を入学2週間で受けて合格している。高校1年の勉強は分かるから進級させろと校長に交渉して結果的に大学検定をうけている。大学検定でも、「このテストは学力をはかるものなので、英語の問題は厳しいので、辞書の持込と時間延長を納得させている。1日1個の発明を考えていた。商品化はなくても、案だけは考える。「キリストの次に偉大な人はビル・ゲイツ」という名言。坂本竜馬が好き。
会社の形態として10にんづつのグループにして、それぞれ擬似的な会社として運営させることにより、1日ごとに決算し先の見通しを立てている。情報インフラにかかわるような企業の買収しかしていない。あと会社の成長などを生物学などからも応用している。
とにかく交渉力がすごいらしい。それは語学ができることも根底としてある。4000冊とか本を読まないといけないのだろうなぁ。