- 作者: 本川達雄
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1992/08/01
- メディア: 新書
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予想通りに第1章は上記と同じことが書かれていた。その後は他の生物学についてのこと。動物のサイズなどにより、エネルギー消費で考えた飛ぶこと、歩くこと、泳ぐことの比較。コスト的には飛ぶのが1番安いとか。それに関わり、骨の役割や利点、それに対して植物などの細胞の利点。動くことと、動かないことのそれぞれの強み。昆虫に代表される外骨格の役割。植物の細胞が栄養にあまりならないこと。サンゴは海の植物的に動かず、炭酸カルシウムの外骨格を持つ。群体することにより日光をたくさんあびたりしていること。
単細胞生物のようなミクロン単位の生き物は、鞭毛や繊毛などでも動くことに問題ない。オールのように動かしたりする。目に見えないような小さな世界だと、水の分子相手でも抵抗がたくさんあるので進むとかを式を示していた。
特にこの作者の専門っぽい棘皮動物については詳しく書かれていた。棘皮動物とは、ウニ、ヒトデ、ウミユリ、ナマコなど。骨のような殻を持ち、それは筋肉とキャッチ結合組織という特有のもので解決している。遅く動くことに強みがあるらしい。