狂骨の夢

分冊文庫版 狂骨の夢 上 (講談社文庫)

分冊文庫版 狂骨の夢 上 (講談社文庫)

分冊文庫版 狂骨の夢 中 (講談社文庫)

分冊文庫版 狂骨の夢 中 (講談社文庫)

分冊文庫版 狂骨の夢 下 (講談社文庫)

分冊文庫版 狂骨の夢 下 (講談社文庫)

時々読み返したくなる京極夏彦。その京極堂シリーズの中でも、僕が1番好きな作品。世間的にはどうもあまり人気はないようです。でも、僕の場合は最初の読んだ京極作品がこれで衝撃を受けました。そのときはまだノベルス版しかでてなかったんだけどね。何度も読んでいるのでまた感想書くのもどうかと思うが、一応記録だからね。あらすじもどうしようか迷うところ。というわけであらすじはあまり書かない。
何百年の悲願とか、古事記にでてくるような神様の復活とか、父親を直すためにあらゆる方法を試すとか、人の執念はすごい。
心理学は、自分の分析のために学ぶと痛い目にあうような気がする。心理学にかかるというよりも、フロイトにかかるとなんでも性衝動だとか、近親相姦願望だとか、殺人快楽症だとかになりそうな気がする。でも、フロイトの考え的には心理学はユダヤ人の選民思想のためだとか。こじつけとか京極なりの解釈かもしれないけど、おもしろい考えのような気がする。
科学により破壊された人類の自己愛の3つ。前にも書いたけど覚えておかないといけない。コペルニクスの地動説。ダーウィンの進化論。フロイト精神分析