多分高校生くらいの頃。
真琴（仮名）と別れてしばらくすぎたころ、真琴に呼び出された。なんでかはよく分からないけど、いろいろ言われた。「わたしは嫌いな人はいる。それはだめな部分があるから。でも、そういうダメな人でも１つくらいはいいところがあるの。でも、あなたのことを嫌いになったわけじゃないけど、いいと思える部分が１つもなくなってしまったのよ。最初からいいところがあって好きになったかも分からないわ。ただ、何も理由がなくても好きと言えたあの頃が、１番あなたのことを好きだったんだと思う」
へこんだ気分で、目が覚めた。
