ntpというのはPCで時間に常に正しくなるようにしてくれるものです。正しい時間は時間専用のサーバからデータを取得して同期しています。うまく説明できませんが、時間を合わせてくれる便利なものです。
時間合わせなんてどうでもいいような感じがするかもしれませんが、サーバを管理していくと重要になってきます。cronというものを使って指定の時間のプログラムを実行したり、ログを確認したりしていろいろ調べることもあります。
まずは時間が正しいかどうかコマンドで確認します
# date Mon Mar 19 03:31:59 JST 2012
ntpは大抵最初からインストールしてあるので、インストールの必要はありません。一応時間の同期をとるサーバだけ確認します。
vi /etc/ntp.conf 17行目あたり server ntp1.sakura.ad.jp
さくらのVPS 512では初期値としてさくらの時刻サーバと同期しているようです。特に変更の必要はありません。たださくらの時刻サーバが信用できないとか、どうしても他のntpサーバと同期したというのであれば、ntp1.sakura.ad.jpの部分をhttp://www.venus.dti.ne.jp/~yoshi-o/NTP/NTP-Table.htmlなどを参考にして好きなサーバに変更し、ntpdの再起動をしたらいいと思います。
/etc/init.d/ntpd restart
再起動をおこなっても、時間の同期ができるまでにしばらく時間がかかることがあります。
次にサーバの起動時にntpが自動で起動されるように設定しておきましょう。まずは現状を確認するコマンド。
# chkconfig --list ntpd ntpd 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
今回は、すでに2〜5がonになっているのでサーバ起動時に自動でntpも起動する設定ができていました。もしも2〜5がoffになっていた場合は次のコマンドで、onに変更しましょう。
# chkconfig ntpd on
変更したらchkconfig --list ntpdで正しい設定になったかどうか確認しましょう。