からくり侍セッシャー1 第3話

家で舞を舞うセッシャー1。美和子がリビングに向かったのを見て、津和はトイレに入る。セッシャー1が携帯電話であることを利用して、津和は美和子にいろいろと言う。オーディションは残念であったが、津和に相談してみてはどうか?津和は優しいし顔もそこそこいいし、付き合ってみてはどうか?という。しかし、美和子は全然とりあわない。美和子は繰男がいつもと違うと気づく。津和が嫌な理由はワイルドではないからで、津和はワイルドというよりチャイルドだとうまいことを言う。繰男はそこそこワイルドだという。今後、津和のことはチャワくんと呼ぶことになった。そこで津和は携帯を切った。美和子は繰男について見た目はもう少し若いほうがいいと進める。スプラッシュ星人は2回も邪魔をされたのでもう出現しないから、繰男は今後もずっと人間の姿かもしれないと言われる。それだと繰男はまた存在意義がなくなると困りバイト三昧になるという。そこで繰男は美和子にお願いをする。
スプラッシュ星人は、また下宿で上司に冷麺の作戦の失敗を報告している。からくりに勝てないなら他の町から侵略すればいいじゃないかと助言を受けるが、プライドのかけてここからとねばる。そんなプライドより解決が大事だという。出張費もただではないので、そろそろ本気を出してくれと言われた。ここでスプラッシュ星人は人間の姿に変身する。それは唐繰男のバイト先の先輩の須村修だった。
繰男と美和子はでかけることになった。美和子はちょうどカリスマショップ店員になるところだったのでちょうどよかったらしい。繰男のお願いとはアイドルになることだったらしい。褒められてその気になっていたがうだうだしていると、バイトだねと言われてようやく決心をつけ、美和子と出掛けた。家からその様子をみて嫉妬している津和がいた。
美和子は婦人用品モリモトでショップ店員としてバイトすることにした。動機はオーディション以外ではショップ店員として働きスカウトされるが近道だからだった。婦人服のお店であるが、さっそく繰男の服を探し始める。何回か試着をし、ケミカルウオッシュの服に決定した。代金はバイト代で後払いとなった。アイドルになるには次は髪型だという。唐突に話が変わり、美和子に母親は?と繰男は聞いた。母親はいなくて記憶喪失で母親のことを何も覚えていないという。髪はあそこでやれとアトリエ・ラ・ペーニュという美容院を紹介された。津和はワイルドさを求めてサングラスを探していた。
繰男は美容院の前を行ったり来たりしている。そのうちに店員がでてきれくれたが、その店員には赤い突起があり語尾に「な」がつき、スプラッシュ星人に操られているのだった。口ごもりながらもアイドルにしてくれと頼む。
美和子のバイト先の婦人用品店に男の人がやってきた。それをもうスカウトが来たと勘違いした美和子は話しかける。スカウトじゃないとわかるとここは婦人服のお店よと冷たく突き放す。男は店主に夜店市の案内を持ってきたのだった。夜店市ときき、美和子は私はほぼアイドルなので市で歌うと言い出す。
一方、繰男の髪型はもさもさのパーマに左右に長く伸びた角と、頭頂部に短い角がある髪型だった。外を歩いても注目されていて、自分はかっこいい、輝いているとその気になっている。
スプラッシュ星人こと須村修が美和子のバイト先にやってきた。美和子は服を着替えて花柄のおばさんのような服になってうろうろしている。須村は美和子がセッシャー1のところの女だと気づく。すごいアピールをする美和子だったが、須村は引いている。髪をやっていないことに気づいた美和子は休憩として美容院に行った。
繰男はバイト先にさっきの格好と髪型でいったところ、とてもばかにされた。店から泣いて逃げてきたところ、同じ髪型の教授の車に載せられ、同じく同じ髪型になってバイトをつづけてきた美和子も載せる。怒り心頭で美容院に乗り込むとそこにはスプラッシュ星人がいた。教授は徳川家康と同じ髪型と頼んだのにこの髪型になり学会で大恥をかいたという。美和子は知らなかったが自分の髪型と同じに知り、バイト先の奥さんもこの髪型にさせたことを謝っていた。この髪型はスプラッシュ星人をモデルにしていたのだという。でも、美和子はこの髪型をスカウトの男には見られていないことで安心していたが、教授はスカートの男と勘違いする。
そこにワイルドさを勘違いした津和が水球用の姿、つまり水着と帽子で登場。水球を勢い良く投げたが女の店員に軽くとられてしまう。スプラッシュ星人の命令で攻撃を始める。店員は蒸しタオルを裸の津和に投げつける。髪吹雪という髪の毛をたくさん投げつける技で体がかゆくなり目もあけられなくなった津和に、教授も美和子も大爆笑。津和はよろけてセッシャー1に抱きつき倒れる。反撃にでようとしたセッシャー1であったが、動きがかたい。木でできたセッシャー1には水分は禁物で、さらに細かい髪の毛がつなぎ目に入り体がうまく動かなくなってしまっていた。からくリセットという技を使い、体を1度ばらばらにすることでこの危機を回避した。髪吹雪は剣風機という剣を回転させる技で髪の毛を跳ね返した。店員の目に髪の毛が入ったところを赤い突起を切り落として倒した。スプラッシュ星人はまたしても裏口から逃げ出そうとし、追いかけようとしたセッシャー1は津和にぶつかり転んでしまう。
スプラッシュ星人が言いたかったこと。地球人の髪型をスプラッシュ星人の形に似せることで、知らぬ間に親近感を持たせるのだ!
美容院でみんな元の髪型に戻してもらった。店員さんに夜店市にでることをきかれると、後になると忙しくなるかもしれないからサインを無理矢理書いてあげた。飾るのはデビューしてからでいいと店員はいうが、もう書いちゃったしと無理矢理貼る。教授もアイドルになれるかもしれないとサインを書いた。繰男もなぜあの髪型にしたか質問する教授に、美和子がアイドルになろうとしたとばらしてしまう。刑事らしき人がこのあたりに不審者がいると通報を受けてきたが、スプラッシュ星人はもう倒したと伝えると、裸の津和を連行していった。