からくり侍セッシャー1 第6話

津和が実家のお屋敷にいる。黙って大学をやめて、そのまま静岡に行ったことを父親に謝ったほうがいいと母親は言う。自分のことは自分で決めると反論するが、自分で決めてもいいが父親にちゃんと話してからでもよかったのじゃないかと言う。母親に女の子のお尻を追いかけて行ってもいいと思うと言われ、図星だった津和は動揺する。妹の藤江れいなから、尋常じゃなく変な性格で顔だけはなんとなくかわいい女の子(美和子のこと)、ダンスは尋常じゃなく下手で人の話を聞かない女の子と報告を受けていたらしい。自分で決めるのと自分勝手にやることは違うから、父親にちゃんと話しなさいとまとめられた。
美和子は家で自分のコンサートのDVDを何枚も焼いていた。オーディションに送るつもりのようだ。教授は押入れに入れてあるセッシャー1グッズのダンボールに押しつぶされそうになり助けを求めていた。しかし、美和子は無理と一言で無視した。
繰男はお食事処さいとうの店の前で入るのを躊躇していて、ようやく店内に入った。そこには須村が待っていた。2人でテーブルの同じ側に並んで座り、1つの焼きそばを仲良く食べている。須村が自分の今の状況を、単身赴任で国に妻と子どもがいると説明する。繰男は須村が海ぼうずの障害の奉公先に選んだのかと問うと、ただのバイトと答えた。本業は別にあると言う。繰男も同じくただのバイトだけど、本業の方はよくて週に1回あるかないかで、今では海ぼうずが本業のようになっているとぼやく。須村はさっさと本業を片付けて国に帰りたいとぼやいた。本業が終わったら帰るのかと、2人とも寂しそうに言った。
津和の屋敷には父親が帰ってきた。父親は津和の名刺を作ってきていて、明日から出社しろと言った。そして今日の18時に見合いを親のコネでアイドルになった女との見合いを用意していると言った。来週結納で9月には挙式の予定だと言った。津和は戻らないと宣言した。
穴久家では、教授がようやくダンボールをなんとかして、繰男に死ぬところだったと説教をしている。セッシャー1グッズもこんなに売れ残ってどうするんだと怒っている。教授がたくさん発注しすぎたと反論するが、おまえの知名度が足りないからだとまた怒られた。お前は地味だからと変身のポーズを新しく教えられた。前に美和子のバックダンサーをしたときの踊りを伝授される。それで腰を動きを直された時に教授を転ばせてしまった。
美和子は町を歩いている。美和子がスカウトの人だと勘違いしている須村が向かいから歩いてくると、髪を直し歩き方もモデル歩きにした。そして、須村の周りを必要以上に歩いた。須村の方はセッシャー1といる女だと思って、すっごい見てきてスプラッシュ星人であることがバレたのかと警戒している。美和子も同じくすっごい見ていると成果を感じていて最後に舌をだして口の端に手を当てる決めポーズをかました。でた、謎のポーズ、どうしたらいいんだとますます戸惑う須村。戸惑いを見とれていると勘違いした美和子は、こっちから声をかけるか迷う。須村が意を決して声をかけようとすると、2人とも同じタイミングで「ちょっと、はい、なんですか、あの、いや、ごめんなさい、どうぞ」と譲りあう形になってしまった。
静岡駅には津和がいた。目の周りには殴られたのか痣を作っている。穴久家に帰ると、美和子はスカウトのことで機嫌がよく、津和も帰ってこれたことで機嫌がいい。へらへらしてて気持ち悪い、ぶっとばすよと美和子は言っているが、鏡を見ながら機嫌よくにやにやしている。痣を男の勲章だと津和は説明した。教授にも帰ってきたと挨拶をすると、私が死にそうな時にどこをほっつきあるいていたと怒られた。「だから実家に」と説明すると、「なに、かに、カニを食っておったのか」と聞き間違え、美和子も遠くから「カニ?」と聞き、教授はカニが食べたいと言い出した。セッシャー1に痣のことをきかれると、男の勲章でと説明するが、拙者は両目にあると言い、教授も顔のばんそうこうなどを指さした。津和は美和子の機嫌の良さをきくが知らないと言われた。リビングに戻り、美和子に大事な話があると切り出す津和。美和子はみんな呼んでくると呼びに行くが、美和子だけに大事だと引き止める。「カニ?」とキッチンの入口を横歩きしている。食事でもしながらというが、そんなのここで話せばいいじゃんと美和子はめんどくさそう。しつこい、ぶっとばすよと相手にしないが、「僕、おごります」というと「行く」とすぐに家を出ていった。ビストロCHEZ PAULを予約していたのだけど、「カニ、というかお寿司食べたい、入船鮨」とそっちに行ってしまった。
穴久家では、教授がもう嫌だ、寿司を津和のおごりで食べに行こうと言い出した。
入船鮨南店に入った美和子と津和。しかし、店主はスプラッシュされていた。特上さびぬきを2人とも注文した。津和はトイレに行くふりをして、店のおばさんに合図でシャンパンをだしてくれと頼んだ。指輪を渡す作戦のようだ。シャンパンがなければ、この店で1番おすすめのドリンクでいいと言う。
教授と繰男はかっぱ寿司に来ていた。寿司が回っていると繰男は感動している。新幹線が注文の品を運んでくることにも興奮していると、教授にうるさいと怒られた。ついでにため口を怒られた。津和がいないことを思い出しておごってもらうために別のすし屋に行くことにした。店の外からはかっぱ寿司のCMに出演していた白いグレイ型宇宙人がのぞいていた。
入船寿司では、津和が店員に合図をだしていた。店員は味噌汁を持ってきて、そこに指輪を入れてしまった。味噌汁のことを怒ると、美和子は私の味噌汁にと怒り、店主もうちのおすすめドリンクにと怒る。そこに教授と繰男も現れてしまい、津和はもう終わったと愕然とした。そこで特上4人前がでてきた。美和子が自分のお寿司の上に何も乗っていないと言うと、店主が言うのは「本日の特上は茶畑、静岡名産のわさびを茶畑をイメージして乗せた、さびぬきだから何もない」と説明した。教授が茶畑を口にすると鼻にきながらもうまいというと、繰男と津和も教授の茶畑を食べた。わさびが効いているが、では拙者のもと繰男が食べ、その皿のを津和と教授がたべ、続いて津和の皿のも3人が食べた。店主にすすめられた美和子だったが、刺激物はお肌に悪いと断った。刺激が癖になる、もっと強い刺激をと繰男と津和がいうと、「もうビンタを、ビンタ」と教授が言い始めた。津和と繰男が勢いにまかせてビンタしてしまった。殿にビンタを、拙者はなんという刺激的なことをと目覚めてしまった。何発かビンタをしたところで、もっと刺激にセッシャー1の刀で殴ることを提案すると、ぞくぞくすると教授は期待しはじめた。
変身するために店をでると、須村と鉢合わせてしまった。拙者は急いでいると店の裏に行き変身した。須村も反対方向に行きスプラッシュ星人に変身した。今度はセッシャー1とスプラッシュ星人が店の前で鉢合わせした。そうか貴様の仕業で、とスプラッシュ星人にいうが、「早く刺激を」という教授の呼び声に店内に入っていく。あとをおいかえるスプラッシュ星人。
登場のセリフを言っているが、そんなのいいからと教授はセッシャー1に刀で切らせようとする。スプラッシュ星人が茶畑のことを言おうとすると、「うるさい、集中できんよ」と繰男と教授に怒られた。ここでそういえば話ってと美和子が言い出し、刺激的な話かと教授とセッシャー1も刺激に反応している。みんなの前で言った方が刺激的かと津和も目覚める。この味噌汁の中には僕の気持ちが、結婚してくれとプロポーズすると、味噌汁はすでにテーブルになく、店員のおばさんが指輪をはめていた。おばさんは「私?と」と乗ってくる、教授も刺激的ーと喜んでいる。スプラッシュ星人が「いつも話を聞かないで、そんなに刺激がほしければくれてやる」と店主に攻撃命令をだす。店主はお寿司をにぎる構えをして、鉄にぎりと言いながら鉄のかたまりを投げ、それは壁につきささった。これが本当の刺激だとスプラッシュ星人は言ったが、限度がある、これだから宇宙人はと教授や津和に文句を言われた。教授は行け、セッシャー、刺激的になと攻撃命令をだした。大暴れするとノリノリのセッシャー1は店をでた。
テンション高く神社に向かうセッシャー1と教授と津和、それにあんまりのってないスプラッシュ星人と店主と美和子がしょうがなくついていく。店主は鉄火まきというのりまきが燃えている剣をだした。それで切りあう2人。熱いよこの刺激とセッシャー1は刀を放してしまう。店主も剣を置き、標識の鉄柱から鉄をぬきとり、鉄にぎりをとばしてきた。マトリックス避けなども見せるセッシャー1だったが、ここでセッシャー1というか津和の携帯に津和の母親から電話がかかってきてしまう。ママだけどと言っていると、スプラッシュ星人は携帯のことを知らないので、セッシャー1が津和のまま?と驚いている。父親はああいう人だけれどじっくり話せばわかってくれるからと津和を説得している。そこで鉄にぎりがセッシャー1のあごにヒットした。崩れ落ちるセッシャー1。セッシャー1をかばう津和だったが、教授は「それでは死ぬぞ、それはそれで刺激的だが」と注意すると、津和は携帯で話しまたかけなおすと通話を終わらせた。復活したセッシャー1は回転寿司を思い出し、刀を高速回転させることで鉄にぎりを倍の威力ではね返す技を思いついた。その返ってきた鉄にぎりに頭の赤いものをとばされ店主はスプラッシュが解けた。スプラッシュ星人はまた逃げていた。
スプラッシュ星人が言いたかったこと「茶畑でより強い刺激を求めるようにさせて人類を自滅へと導くのだ」
入船鮨では繰男と教授がちゃんとした特上にぎりを食べていた。入船鮨は今年で創業100年になるらしい。40年前に日本で始めてえびサラダを開発したらしい。
店の外では津和が指輪を出し、美和子に付き合ってくださいというと、美和子は指輪をはめて、「私つきあっている人がいるの」と思わぬ展開になった。つづく。