4回目のフライト、風の場所の話

前回の反省である風の強すぎる海岸は僕にはまだ早い、というのを生かし、海岸近くの広場で飛ばしました。海岸から防風林、防砂林をはさんで、道をはさんで、駐車場をはさんでの芝の広場です。広さもあってラインが1本ですが凧をあげている先客もいました。
前に来た時のほうが風があったような気もしますが、今回もそれなりに風があってなんとかなりそうです。というよりも先客が凧をあげているわけだから、風はあるはずなんです。ただすごく高くあがっているのでそこまであげないと風がないのかなと思っていると、凧の糸がからまったとか1人が直して、もう1人が落ちないように調整しているという感じでした。プロというかかなりやりこんでいるみたいですね。前回来た時も凧が見えたけど別の広場だったと思うので、ようやく凧の主を見た感じです。


カイトを組み立てまして2,3回とりあえず飛ばしてみた。一応風は吹いているようで今まで1番浮き上がった気分。でも、明らかに風がなくなりラインがたるんでカイトは落ちます。相変わらずなぜか右と左のラインの長さが違って気になります。
風を待っていたところ、凧をあげていたおじさんが近づいてきていろいろ教えてくれました。1本でも同じ凧だから教えてくれるのだろうと思ったのですが、カイトがあがるように1本の凧と同じように飛ばすときに持ってくれるみたいです。でも、スポーツカイトはそういうものじゃなくて、あと僕がうまく操れないのでおじさんに激突させて怪我させても大変だとヒヤヒヤしました。しかし、このおじさん、実はスポーツカイトを2つ持っていて飛ばせるようです。そこでいろいろちゃんと教えてもらいました。
まずはカイトをあげる場所の話。海岸とか河川敷とか風がある程度強いほうがいいというのは当然として、さらに広場になっていて人にぶつけないように広い場所も当たり前。その次にでは海岸や河川敷、広場のどこでカイトをあげるかという話です。僕は今回広場だったのですが、人にぶつけないように邪魔にならないように広場の端のほうであげていたのです。これが間違いでした。広場の周りには木があり風を遮ってしまいます。高い場所まであげればいいというのあるけれど、風が弱くなってときに普通は後ろに下がりながら風を受けることになるのですが、スペースがなくなったりもしますし、最悪木にカイトをひっかけたりしてしまいます。それから風が吹いている場所というのは空でもきまっているようです。場所や時によるのかもしれないけれど、今回は10メートルくらいの幅だけ吹いていたようです。だから、カイトが曲がりそこをでてしまうと墜落しそうになるわけです。だから、まず風を1番安定して受けられる場所を探すこと。それからその風のスペースをでてしまったら、旋回させて戻るようにする。低く飛ばすなどの技もあるけれど、大変になったらとりあえず風の安定している場所に戻す感じ。これがわかってようやくカイトのラインは前に向かっているわけじゃなくて、上の方に上がって行きました。多分なんとかしてようやく1分くらい飛んでいたかなというくらい。でも、初めてまとも飛んでいる右に左に少しだけれど操れた。高い場所じゃないと旋回は余計に難しいようです。
それから当然ながら右に旋回させたければ右手を引いて、左なら左手。これをゆっくり思い描いているように飛ばせるようにする。つづいて急旋回させてその場回転させてラインが交差したら、逆回転させれば戻る。当然だけどそれがちゃんと元に戻せるようになれば、わざわざ墜落させなくてもフライトに復帰できます。
とりあえずここまでの基本をできるようにすることが大切みたいです。これは慣れるまで繰り返し飛ばすしかないようです。


気づけば1時間くらい飛ばしていたのですが、汗もかくし疲れたので休憩。この時にラインが完全に玉結びになっているのを発見しました。これが左右のラインの長さの違いの原因だったようです。かなりかたく結ばれてしまっていて、それを爪でなんとか解いていると10分くらいかかって、ここでも集中力を使ってしまって、今日は日も落ちてきたので終わりにしました。おじさんにお礼をいって帰ろうと思っていたけど、先に帰ってしまったようです。また会う時があると思うので、その時にお礼を言おう。