BUFFALOのWZR-HP-G302Hのファームウェアのアップデートをする

無線LANアクセスポイントから無線が5時間ごとくらいにとばなくなるという現象になりました。無線で接続しているPCや携帯ゲーム機、スマホなどだけつながらなくなり、有線LANでつながっているものはネットがきれなかったので無線だけとばなくなるという現象です。うちではVPNのためにYAMAHA RT75iをルータとしてBUFFALOのWZR-HP-G302Hを無線LANのアクセスポイントとして使用しています。この現象がでたのは、PCを買い換えてネットなどの設定をしているときに、元の回線がルータで1度接続がきれてから、それまで問題のなかった無線LANアクセスポイントのBUFFALOのWZR-HP-G302Hが5時間ごとくらいに無線をとばさないようになりました。無線LANアクセスポイントの再起動でまた無線はとぶようになります。それでだましだましやっていたのですが、会社でVPNで接続して仕事をしているときにネットが切れたり、ネットゲーム中にネットが切れたり、我慢も限界になりました。
会社の詳しい人のきいたところ、無線がとばなくなるというのはあまりない現象だそうです。BUFFLOの無線LANルータであれば、通常ファームウェアのアップデートをするか、この際PCの機能で無線をつなぐのではなく、BUFFLO専用のドライバーを入れて接続してみるかだそうです。ファームウェアのアップデートは当然元々思いついていたことなのですが、ルータ機能を使っていない状態で関係あるのか?無線を一定時間ごとに飛ばさなくする設定なんかあるのか?などの疑問もありアップデートしていませんでした。
アップデートで直る可能性が低いと思っていたのですが、とりあえずダメ元で挑戦してみることにしました。これでだめならBUFFLOに問い合わせてみるか、最悪買い替えも検討しないといけません。


さてファームウェアのアップデートをしようと思い、まずは対象のドライバーのダウンロードです。基本的にはBUFFLOの無線LANルータはどれもファームウェアのアップデートの方法は同じと思います。下記のページから自分の持っている無線LANルータシリーズを選びます。僕の場合ははWZR-HP-G302Hシリーズでした。
http://buffalo.jp/download/driver/index_wireless.html
デスクトップにでもダウンロードして解凍します。解凍された中のhow_to_update_ap.htmファイルを開いて見ながら作業をすすめていきます。まずは有線LANを使用してPCと無線LANアクセスポイントを接続します。
普通はルータでDHCPにしているので同じネットワーク上に無線LANアクセスポイントがあるはずなので、WZR-HP-G302Hの設定画面を開きたいところなのですが、IPアドレスがわからません。ルータ機能もオンにしていれば、大体192.168.11.1など予想がつくのだけど、そのアドレスではルータにアクセスしてしまう。192.168.11.0〜192.168.11.255の間なのでブラウザで255回アクセスすればいつか当たるはずだけど少々めんどくさい。コマンドプロンプトからブロードキャストに流して、使用しているIPアドレス一覧を取得する方法もあるみたいなのでやってみる。

ping 192.168.11.255
arp -a

しかし、今回取得したもの中にはどうもアクセスポイントになっているようなIPアドレスが存在しなかった。一応全部のそれらのIPアドレスには個別にアクセスしてみたがやっぱり違う。アクセスポイントにはIPアドレスって割り振られないものなのか、それとも特殊なことしないとアクセスできないものか。そして、結局戻ってくる場所は取扱説明書です。マニュアルの困った時の対応にも無線がとばなくなるなんて、ピッタリな症状は載っていません。とにかく詳細な設定画面を開けばヒントがありそうです。


まずは有線LANでPCと無線LANアクセスポイントのWZR-HP-G302Hを接続し、有線LANでネットにつなげるようにします。WZR-HP-G302H付属のCD-ROMを入れます。自動起動するもののような気がしますがうまくいかないので、CD-ROMの中ならwindowsMacの該当する方の中からASSetWiz.exeを起動します。それで無線親機にIPアドレスをふります。ただ今もう1度確認しながら記事を書いていると、最初にやった時と同じ画面になっていない気がする。どうやったんだったかなぁ。web設定画面になって普通はユーザーはroot、パスワードはなしでログイン。[LAN設定]→LAN側IPアドレスDHCPサーバからIPアドレスを自動取得を選択。普通は手動設定で分かりやすいIPに決めたほうがいいかもしれません。これで有線ケーブルをはずし、無線が接続できるか確認。
無線で接続できることが確認できたら、ここからいよいよファームウェアのアップデートに戻ります。ブラウザで無線親機に割り振ったIPアドレスを入力して設定画面にいきます。ユーザーはroot、パスワードなしでログイン。[ステータス]→[システム]の製品名部分のWZR-HP-G302H Ver○○部分を見てファームウェアのバージョンを確認します。僕の場合はVer.181でバージョンが最新ではないことがわかりました。TOPに戻り、左側[かんたん設定]の[ファームウェアを更新する]を選択。更新方法はローカルファイル指定のままで、参照部分からダウンロードして解凍した中からwzrhpg302-182を選択で[設定]を選ぶ。更新に6分ほどかかるとメーターがでました。待ちます。それが終わったら、再度ファームウェアのバージョンを見て最新になっているか確認します。


ファームウェアの更新はできました、まずは無線がちゃんとつながるか確認します。僕の場合はPCがつながらなくなって、スマホなどAOSSのものはつながりました。よくわからないのでWZR-HP-302Hを再起動すると接続できるようになりました。
そして、最初に戻り無線が5時間ごとに飛ばなくなってしまう症状がなくなるかどうかを確認します。確認しますといっておきながら、ある程度時間がかからないと検証ができません。そんなわけで数日使ってみましたが、無線がとばなくなることはなくなりました。どうやらファームウェアの更新で直ったようです。理由はわからないけれど、直ったのでいいことにしましょう。とにかく無線LANルータがおかしいと思ったらファームウェアの更新をしてみるというのが大事なようです。