雪

人の死の上に降り積もる雪
 その小さな1粒1粒は思い出でしょうか
 目を凝らさなければ見えない結晶
 純白で 綺麗で 果敢なくて
 でも1つ1つ 確かに形は違う
 多くが集まって みんなに訴える
 生きてきた証のように
 降り積もれば 降り積もるほど
 死を隠してしまう
 忘れるのが幸せだとばかりに
 そしていつか雪も解けてなくなる
 濡れた後が残って それもいつか乾く
 生きるっていうのは 春の陽射し

 
 あなたは元気ですか?