王国記

ブエナ・ビスタ―王国記〈2〉 (文春文庫)

花村萬月です。前に「ゲルマニウムの夜」という小説を読んだんだけど、その続きのようです。このゲルマニウムの夜は芥川賞もとったらしい。さすがに賞をとるだけあってゲルマニウムの夜はおもしろかったので、この人の作品をまた買ってみようと思いました。エグさなんかが村上龍に似ているかもしれないと思った。
不良修道士の話です。妊娠させちゃったり、少年に奉仕させたりです。それ以外にも家畜育てているけど、ふざけて殺してみたりしています。主人公は殺人をしてきた人で、修道院に逃げてかくまってもらっている状態です。そんな不良修道士ばかりなんだけど、人間的なのかもしれない。