ルー=ガルー 忌避すべき狼 1巻

ルー=ガルー 忌避すべき狼 (1)(リュウコミックス)

ルー=ガルー 忌避すべき狼 (1)(リュウコミックス)

珍しく漫画を買った。連載があって毎回新刊が出る度に買うものではない漫画を買うのはどのくらいぶりだろう。今まで読んだことなくて、1冊読んでみたらおもしろくて集め始めたなんていう漫画もほとんどない。半年振りくらいじゃないかと思う。
とは言うものの、京極夏彦と関係のあるものだとつい買ってしまうので、今回も例にもれないのかもしれない。でも、この絵は明らかに萌え系ではないですか。だから、少し拒否していたのですが、中古で発見したのでとりあえず1巻だけ購入してみました。
萌え系だからどうこう言うが、よく考えてみれば、京極作品のキャラクターはほとんどが萌え系的な要素があるわけです。妖怪シリーズにしろ、巷説シリーズにしろ、男キャラが多いのに、どれもキャラが立ち、かつ萌えだと思います。その中でも、ルー=ガルーは少女が主人公チームなのだから、こういう絵柄になっても当然か。容姿的にこんな感じということは、小説では考えなかったのだけど、胸が小さいとか美少女とかなんか付け足されている気がする。さらに言うならば、つっこみとか貧乳コンプレックスとかのギャグ的に扱う部分も付け足されていたのではないでしょうか?原作を読んだのが随分昔なので、全然覚えていないんだけどね。

そんな萌え系拒否なんていっていたが、原作が良いせいか予想以上におもしろかった。2巻も購入するしかあるまい。うわー、おもしろいとか言う程度であるにしろ、漫画にレビュー(僕がどう言い訳しようとも世間的にはネタバばれレビューでしかないだろう)書いたのなんか初めてかも。

あらすじ
近未来でウィルスにより、人類の多くが死んだりした。未来を担う子供を保護するために、モニタを使い在宅状態で授業をするようになった。
そんな中、生徒が連続殺人で殺されていく。主人公のクラスの生徒もいなくなったりしていて、事件に巻き込まれていく。


主人公は、牧野葉月。正義感が強く、真面目な県議会議員の娘。リアルで人接触したり、精神が不安低になると鼻血がでるというコミュニケーション障害。この辺がキャラとして定着させられて無駄に鼻血ださせられている気がしてならない。あと貧乳。
IQ280の天才美少女、都築美緒。政府の目の行き届いていない旧歓楽街に住んでいる。幼少の頃に教育プログラムを終わらせて、逆にカウンセラーに統計学などを教えている。ハッキングなどもでき、さらにはプラズマ発生器なんかまで作ってしまう。活発ではっきりしている。
神埜歩未。自分と僕と呼び、いつも冷静。そして、つっこみ役。ウィルスの感染源になった血にも怯まない度胸。
麗猫(レイミャオ)、不法入国者の娘、中国人。拳法ができる。幼い頃は美緒とも遊んでいたが、今は政府にみとめられていなく、戸籍もない人間。
矢部。葉月たちに殺されそうなところを助けられた。その後も、マスコミ攻勢などからも葉月たちに守ってもらっている。形成認識異常という、現実の人間がアニメの人間のように2次元に見えている病気を持っている。これが事件の鍵。