レストランの初日

大学生の時だと思う。
大学生の時に住んでいた大学のすぐ側の部屋。目を覚ますと、布団の中に自分以外の温もりを見つけて、布団をめくってみると、麻由美(仮名)が寝ていた。布団をめくったせいで寒いのか、僕の方に寄ってきた。かわいそうに思い、もう1度布団をかけなおして、僕も寝ようと思った。麻由美は僕の腕の間にもぐりこんできて、おはようと言いながら激しいキスをしてきた。そのまま覆いかぶさってきて、「この後どうしようか」とすごく笑顔で言ってきた。そういう雰囲気なのかなと思ったのだけど、僕はトイレに行きたかったので、布団をでてトイレに行った。引越してきたばかりなので、明かりの在り処さえ分からずに暗いままトイレをして、そのままシャワーを浴びようと思った。シャワーの水がでる場所が光っている。そこへ「私もシャワー浴びる」と麻由美が入ってきた。それでよろけて手をつくと、そこにスイッチがあったみたいで、浴室が明るくなった。そして、いちゃつきながらシャワーを浴びる。でも、そのままエッチに突入するかって雰囲気はなくなった。
麻由美はこれから学校へ行き、僕はこのアパートの一室でレストランを今日から始めることになっていた。厨房が1人と店内のオーダーとかの人が1人とオーナーの僕だけという小さな店。テーブルは10こくらいあり、40人くらいは収容できる。フレンチレストランみたいなメニューばかりだった。太刀魚のムニエルとか、そんなのばかり。初日の昼は満席となった。大学生を相手にしているので、昼休みの終わりになぜか僕があいさつをする羽目になった。