不安な帰り道

今と同じ年齢。
会社の1番若い営業の同僚に、会社の帰りで家まで送ってもらう。多分夕方の4時くらいで、なぜか見えるものすべてが青暗く見える。山道を走って、どこかのタワーへ向かう橋を渡って、漁船の並んでいる漁港ともよべないくらいの海沿いの道を抜けて、少し高い場所を家の屋根を見下ろして走って。
今日も送ってもらうのか、確かこれで2回目だなと思う。会社をやめそうになっていて、そこに気をつかってか、会社や仕事の話をしてこない。居心地の悪さを感じる。こんなくらいならば、スパッとサラッとバカだねって言われて終わりたい。
どこを通っていくのですか?あんまり決めてないけど。あのタワーを越えるんですね。いや、橋を渡るよ。この道を行ったほうが近いです。そういう感じでの会話をしたが、なんか上滑りをしていた。


多分、現状の不安感とか迷いとかをそのまま表しているような気がする。