小規模な本屋

中学3年生くらい。
ある木造の建物の2階の階段をのぼっていく。階段をあがると割りと広い本屋があった。でもやけに暗い。よくみると電気じゃなくていくつかのろうそくがついているだけだった。壁際の本の棚の前でめがねをかけて痩せているおじさんが座って本を読んでいた。僕はその前の棚の本をよく見ると値札がはってあった。ここは古本屋らしい。しかし、暗いのでかなり目を本に近づけないと値札を見ることができなかった。目を近づけてみると、僕の後ろの朱音(仮名)がいて、「思ったより小規模ね」とつぶやいた。