からくり侍セッシャー1 第2話

家の影で待ち伏せをしたガラの悪そうな若者にわざとぶつかる教授。敵がいなくなったので若者をわざと怒らせてスプラッシュ星人に代わる新しい敵とし、セッシャー1のかっこいい姿をみたい教授であった。
スプラッシュ星人は下宿でテレビを使った母星の上司にセッシャー1のことを報告していた。お茶運びのからくりを見せたりして説明しているので、誤解をうけて説明不足を怒られていた。次の作戦に悩みながら町を歩いていると、教授のぶつかったガラの悪い若者が上司からやる気が足りないんだと説教を受けているのを見て、良い作戦を思い浮かぶ。
教授は敵を見つける次の手を探している。唐繰男は、この際切るのは敵でなくても良いのではと提案する。津和を切ろと教授は命令するが、津和は犯罪じゃないですかと言い、教授はセッシャー1は人間じゃないから大丈夫だと言い張る。正義感とか関係なく、殿を守る戦闘マシーンだという。無理に戦わなくてもいいと美和子は言うが、それではセッシャー1の存在意義がないと教授は言う。セッシャー1には戦いの合間に舞を踊り楽しませる機能があるが、戦いがなければ合間もないという。教授は江戸静岡説の取材が入ったと出掛ける。
そこから浜松自動車学校のパロディの演技を美和子と津和でビデオに録画しながら始める。今までずっとトイレに行けなかった津和はトイレに行こうとするが、トイレは唐繰男に占領されていた。とりあえずトイレ出てくるまで練習の相手をすることになる。またトイレに駆け込もうとするが、漏れそうでダメと泣きつく津和だが、ダメじゃないと繰男は応じない。繰男は自分の存在の意味を探していて、トイレを占領し津和を困らせることで自分の存在意味を作っていたのだった。繰男が言うには、津和は長い間生きてきたので人の心に残っていて存在意味があるが、自分は殿を守るためのマシーンなので戦えないと意味がなくなってしまうのだと言う。美和子も呆れていた。トイレに行きたいのが少しおさまった津和は、この間に教授を読んできてセッシャー1をトイレから連れ出そうと考えた。
津和は教授に電話をした。海岸で休憩していた教授だったのだけど、江戸静岡説に覚めてしまった取材はさぼってしまったらしい。美和子が電話は奪い、オーディションの用紙に教授のサインがいるというが、色紙などにするサインと勘違いして断っている。津和は繰男が教授の悪口を言っていると嘘をつき呼び戻そうとするが、失敗する。また漏れそうになってきた津和は家のトイレを諦め外に向かう。美和子もそれについていこうとするが、それは教授を探すためだった。繰男は相変わらずトイレに立てこもり、トイレのカラクリを人々が必要にしているとうらやましがっている。
津和はトイレを借りるために味楽天という中華料理屋に入るが、そこのトイレも人が入っていた。味楽天の店員は頭に赤い突起があり、語尾に「な」と言っていた。トイレからでてきたのはなんとスプラッシュ星人だった。それに驚き津和は漏らす寸前となった。美和子も店に入ってくるとオカマッシュ星人と呼び怒らせた。スプラッシュ星人はこの男を見ろとお客のやくざを紹介する。本人を目の前にしてこの男はまずいんじゃないかとやくざは怒るが、すぐに怒りはおさまる。これはどんな感情もすぐに覚ます冷ましラーメンのせいだという。店主もでてきた。教授もこの冷ましラーメンを食べたせいで江戸静岡説も覚めてしまっていることがわかった。美和子は店員に捕まってしまったが、今なんかされたら漏れると津和は逃げ出してきた。
家に戻りトイレの唐繰男にスプラッシュ星人の出現を告げる。しかし、教授のピンチではないので行かないという。津和は教授にスプラッシュ星人の出現を電話するが教授はやっぱり覚めている。漏れそうなことを津和がいうと、漏らしたら「出禁だー」と叫ぶと、それが繰男には「敵だー」に聞こえ、ようやくセッシャー1に変身してトイレからでてきた。トイレに駆け込もうとする津和をつかまえ、味楽天に案内させられた。
美和子は津和のことを怒っていたが、冷ましラーメンで怒りがおさまっていた。オーディションを受けられなくなりずっと一緒にいられそうだと、津和は少し喜んでいた。店主と店員は中華なべとおたまで音をだす「鼓膜炒め」という技をつかってきた。肉団子を4人でパスしはじめて囲いをつくり、避けられないようにした。しかし、セッシャー1は津和の膀胱を攻撃することで店がどうなるか分かるか?と脅し、それで店主が怯んだ隙に赤い突起を切り落とした。スプラッシュ星人はまた裏口から逃げ出した。
スプラッシュ星人の言いたかったこと。冷ましラーメンでどんな感情もすぐに冷めさせてしまうことで、無抵抗になった地球人を簡単に侵略するのだ。
美和子はオーディションに行けなかった事でトレイに立てこもってしまい、津和はまたトイレに行けなかった。教授は冷ましラーメンの効果がなくなったことで遅れながらも取材にでかけた。繰男は敵がまた現れたことで張り切ってバイト先のトイレを掃除していた。