phpmyadmin3.5のインストールと初期設定

さくらのVPS 2Gを契約し、サーバの初期設定をして、mysql5.5のインストール・初期設定、apacheの設定、PHPのインストールをしました。wordpressCakePHPによるシステム開発を目指しているで、データベースでの作業がコマンドラインからではなく、簡単に操作できるようにしたいです。というわけでphpmyadminをインストールすることにしました。
今までもいくつかのサーバを立ててきて、phpmyadminも何度もインストールしていますが、前よりもいい形で作業できているのでそれをまとめます。前提としてmysql5.5、apache、php5.3がインストールされていることになっていますので、それがない場合はそれぞれインストール・設定作業をしてください。下記のリンクは僕が事前にインストール・設定作業をしたときのものです。
CentOS6にmysql5.5をインストールする、ついでに初期設定
さくらのVPS 2GのCentOS6でapacheの初期設定
CentOS6にPHP5.3をインストールする



phpmyadminにはいくつかバージョンがあります。動作条件としてmysql5.0以上、php4.0以上などいくつかに分かれているので、自分のサーバにあったものを探してください。僕の場合はmysql5.5、php5.3なので最新の安定版を使います。remiのリポジトリmysqlのインストール時に使っているので、リポジトリを利用しyumコマンドでインストールする方法もあるようなのですが、yumコマンドでインストールした場合にインストールされるディレクトリや設定ファイルの場所が良くないという情報があったので、ファイルをダウンロードし設定する慣れている方法を使うことにしました。
まずはダウンロード。日本語で使いたいのでall-languagesですね

# wget http://sourceforge.net/projects/phpmyadmin/files/phpMyAdmin/3.5.0/phpMyAdmin-3.5.0-all-languages.tar.gz

ダウンロードしたディレクトリに移動し、解凍します。僕の場合はrootでダウンロードしてしまっているので、/rootでの作業となりました。

# tar xvzf phpMyAdmin-3.5.0-all-languages.tar.gz

解凍したファイルはphpMyAdmin-3.5.0-all-languagesというディレクトリになります。ディレクトリ名はこのままでもいいのですが、アクセスする時にめんどくさいのでディレクトリ名を変更します。phpmyadminというディレクトリ名に変更する人が多いようですが、僕はdb-kanriとしました。これはphpmyadminとなどのように推測しやすい名前であると攻撃される可能性があるからです。phpmyadminの古いバージョンですがセキュリティホールが見つかりphpmyadminからrootをとられるようなことがありました。そのために今でもphpmyadminやmysqladminなどの名前でサーバに攻撃がされることが多いので、もしもの場合に備えて推測されにくいディレクトリ名にするのが良いと思います。

# mv phpMyAdmin-3.5.0-all-languaeges db-kanri

続いてディレクトリをドキュメントルートに移動させます。apacheで特に設定をしていない場合はドキュメントルートは/var/www/htmlなので、そこに移動させます。