7月1日の閏秒でさくらのVPSに不具合が起きた

さくらのVPSをレンタルしているのですが、さくらインターネットよりメールが届きました。7月1日午前9時からVPSでCPUの負荷が上昇する不具合が発生しているとのこと。どうやら原因は7月1日8時59分60秒という閏秒せいらしいです。その状態を確認をしてほしいとのこと。
さくらのVPSのコントロールパネルにログインして、CPU負荷を確認すると確かに7月1日から常に1ksecの状態でした。見事に不具合受けているみたいでした。
対策はSSHでrootでログインします。そして日付の再設定のコマンドを実行

date `date +'%m%d%H%M%C%y.%S'`

これで時間をおいてからコントロールパネルから再びCPUの様子を見ます。CPUの負荷は下がり正常になりました。うまく下がらないときもあるようで、そのときはサーバの再起動をしてくれとのこと。作業してくれないなら、さくら側が勝手に7月6日に再起動する予定らしい。


閏秒ってのは地球の自転速度が微妙に変わることでそれを合わせるために導入されたとか。地球の自転速度は月の引力であるとか、地震とかによる地球内部のマントルの移動やなんかの密度変更で微妙に変わるらしい。今までも26回とか閏秒は導入されたらしいですが、今回は問題がけっこういろいろあったようで大手のシステムなんかでも問題が起きたとか。
ついでに閏秒という制度自体も今後を考えるとどうするかの議論の対象になっているらしい。どんどん閏秒の導入頻度はあがるので問題あるとか、うるう秒として1秒増やす対策ばかりだけど減らさないといけない時はどうするのかなど。難しい話ですね。
さくらのVPSでの問題は解決しましたが、仕事で使われているサーバが心配でした。ホスティングやその他独自のwebシステムを積んだサーバを10台ほど管理しているので、そこでCPUの負荷がかかっていたり、他にも問題が起きていると大変です。とりあえずtopコマンドで見ましたが問題なさそうですし、お客さんからのクレームも入っていないし大丈夫でしょう。