好きだった人は忘れない

今日は初恋の女の子の誕生日だった。初恋といってもそれはちょっと遅いもので、物心ついてからしばらく過ぎていて、小学4年生だった。しかし、どうもこの初恋をしてからが本当に物心ついたような気がしている。それより昔のことはあまり覚えていない。それはどうでもよい過去だからという意味かもしれない。好きになって以降はけっこういろいろ覚えていた。そして、付き合っていた時のことはよく覚えていて、それ以降の人生の出来事もそこまで多くは覚えていないように思う。
10代の間中くらい好きで、3年強付き合っていた。今から10年前の最後に会ったくらいからその後彼女がどうしているのか全く知らない。でも、積極的な子だったから相手を見つけて結婚しているように思う。
今でも彼女の夢はよく見る。週に1,2回。それはとても多い。起きている時に彼女のことを思い出すことはほとんどなくて、声も顔ももううっすらという感じなのだけど、夢の中の彼女はとても鮮やかで、目を覚ました時に懐かしく思う。でも、それ以上に何か思うことはなくなってしまった。これだけ夢に見るのだから未練だとか、トラウマだとか言ってもいいと思うのだけど、そういう言葉もただ違うように思う。ただ覚えているだけ。


そして、毎年言っているけど彼女の誕生日すら思い出せ無くなってしまったら、それは忘れられたということじゃなくて、人間的にダメになってしまったということなんだと思う。だから、死ぬまでこの日は忘れない。意地でも忘れない。彼女自身を忘れてもこの日は忘れない。
もう2度と会えないけど、誕生日おめでとう!!