ビブリア古書堂の事件手帖 第1話「それから」

古い本の勝ちというのは様々な要素によって決められている。例えば、著者のサインが入っているというのも重要な要素の1つ。ただし、それが献呈署名の場合は価値を認められないことが多い。著者が本を送る際に相手の名前を記す事を献呈署名という。一般的には本の中央に自分の名前を書き、左下に相手の名前を書き添えるもの。なぜか今回の本は名前の並びが逆で、文字のバランスも微妙に悪い。これにはどんな理由があるのか?


五浦大輔(EXILEAKIRA)は古書店に入ったことを後悔していた。1冊の査定に30分もかかっている。時間つぶしのために大輔はメモ用紙で鶴を折り始めた。かなりたくさん折ったところで査定のまま寝てしまったのじゃないかと覗き込もうとして、本の山を崩してしまった。それを合図にしたかのように篠川栞子(剛力彩芽)が振り返った。
大輔は本のサインが本物なら高く売れるかと思って持ち込んだが、わからないのなら別の店に持っていきますと告げると、栞子に偽物ですと即答された。夏目漱石全集第8巻に書かれた漱石のサインは偽物だとすぐに分かったと言う。漱石の没年が大正5年、岩波書店の新書版の刊行が昭和31年、40年も後のことだからと説明した。大輔は納得し、前の持ち主がいたずらで書いたのだと思いますと言うと、それは違いますと栞子はまた即答した。大輔の祖母が全集を購入された時にはまだ署名はなかったはずですと言った。大輔が理由を問うと、本に挟まれていた古書店の値札には書き込みありの記載がないと栞子が説明した。古書店が本を買い取るときには本の状態を確認するが、目立つ書き込みがあれば値札にも記載があるはずと続けた。大輔は説明に納得し、帰ろうとした。栞子が気にしているのはサインが偽物か本物ではなく、私が気にしているのは別のことですと言った。大輔はこれ以上時間をかけられないと本を持ち帰ろうとした。栞子はサインは書いたのは大輔の祖母ではないかと言う。大輔は祖母は本を大事にする人だからいたずら書きなんかしないと否定した。そうとしか考えれないという栞子に、祖母にあったことがないくせに大輔も突っかかった。根拠を質問すると、栞子は説明をした。漱石全集の中でサインのある1冊だけ別に購入されたものだからと言った。
一体何なんですかと大輔が言うと、栞子は古い本が好きで、中に書かれている物語だけではなく、人の手から手へ渡った本そのものに物語があると思うからと言った。


大輔がビブリア古書堂をなぜ訪れるようになったのか、その経緯。小さい頃に祖母の部屋に大輔がいて叩いてしまったことを謝ったが、大輔の方は全然覚えていなかった。祖母が「話しておきたいことがある、お前は…」と大事なことを言いかけたが、どんな人と結婚するんだろうねと別の話にしてしまった。本の好きな人と結婚して、本が読めなくてもその相手に読んで聞かせてもらえばいいと言った。別に本が読めなくても生きていけると大輔は言ったが、本が読めないなんてもったいないと祖母は怒った。祖母が死んだら私の本はお前たちの好きにしていいからねと寂しそうに言うと、気が早すぎるよと大輔は慰めた。それが大輔と祖母の最後の会話になった。
大輔は母親の恵理に呼ばれて部屋に向かう途中で鴨居で頭をぶった。他に頭をぶつけた人なんて誰もいないと恵理は言った。祖母の遺品の整理をしたが、自由にしていいといわれた本を売ってきてと頼まれた。大輔は本を読もうとしたが読めず、本も読んでくれる人のところにいった方が幸せだと本を取り上げられた。無職いるのだからとか実家でごろごろしているからと恵理の小言が始まったので、本を売りに生かせていただきますと言った。恵理には高くかってくれるという古書店のちらしをもらい、さらに夏目漱石全集のサインを見つけたことを大輔に教えた。田中嘉雄という名前が書かれていたが心当たりはなく、古本屋で買ったから前の持ち主だろうと言った。文字のバランスも悪く半ば偽者だろうと諦めていた。
大輔は古いセダンで狭い道を行ったり来たりしながら、ビブリア古書堂を発見した。


ビブリア古書堂店主は篠川栞子と名乗り、五浦大輔も名乗った。栞子は大輔という名前に何かひっかかったようだった。夏目漱石全集34冊のうち8冊だと別に購入したのがなぜ分かるのか大輔は聞いた。古書の値札には蔵書印という記載があり、これは本の持ち主が自分の所有する本に押す印鑑のようなものがあり、34巻全てに同じ蔵書印が押されていた。でも、第8巻の「それから」だけには署名があり、蔵書印がなかった。考えられることはこの8巻がと栞子は含みをもたせた。祖母のプライバーに関わる問題だと断って話を始めた。
もしこの本が祖母の本棚に全巻ではなく第8巻だけが他の本に紛れて置かれていたらどう思うか?しかも署名も蔵書印もなかったとしたら、それが古書店で買われたものだと思うかと栞子が聞いた。でも祖母は古書店で買われたものに思わせたくて、わざわざサインを書き蔵書印のある夏目漱石全集に紛れ込ませたのだという。重複した8巻は処分したと思われる。
なんでそんなことをする必要があったのか?もしかすると8巻だけなくし後から書いたした可能性もあると大輔は言った。栞子はその可能性もあるが違うと言った。このサインが献呈署名の体裁であり、著者が本を送る時に自分の名前を中央に書き、左下に相手の名前を書くと説明した。並びが逆であることに大輔も気づき、ただ署名本に見せかけたいだけなら漱石の名前を書くだけで済むのに、なぜ祖母は献呈署名の体裁にしたのかが問題ですと栞子が言った。大輔が考えていると、それは田中嘉雄の名前が先に書かれていたからと説明した。1人の人が書いたにしてはバランスが違いすぎると続けた。大輔もそれには僕も気づいていたと言った。田中嘉雄の名前の横に後から祖母が書き足したと言った。田中嘉雄が作家でもないのに名前を書いたのはプレゼントだったから、送り主が自分の名前を書いたのだろう、祖母は家族に見られないようにし、万が一見られてもプレゼントと気づかせないための偽装だろうと栞子は言った。隠さなければいけないプレゼントということは大輔が言い、田中嘉雄は祖母の大切な人だったのだと思いますと続けた。本当は好きな人がいるのに、親と決められた相手と結婚するしかない、そういう話は昔珍しくなかったと思いますと栞子は言った。そう考えれば辻褄はあうが、祖母がそういう人だとは思えないと大輔は否定した。本を見ただけでそんなことはわからないと大輔は言って、栞子もそうですよね、本から分かる情報をつなぎあわせただけですと答えた。
栞子は大輔という名前が祖母がつけたものかどうか?祖母が結婚された1962年より前ですか?と質問した。それがこの本と関係あるのかと大輔が聞くと、あるかもしれないしないかもしれませんと栞子は曖昧な返事をした。大輔は夏目漱石全集だけは持ち帰ることに決めた。他の本の査定は大輔がまた明日くるので、明日までにすることになった。


家に帰り大輔は本棚に夏目漱石全集を並べ直した。田中嘉雄という名前に何か思い出しかけたが、恵理に話しかけられて忘れてしまった。サインが偽物だと報告し、祖母の形見に漱石全集はとっておくことにしたと話した。恵理に自分の名前は祖母がつけたと質問すると、そうよと言われた。なんで大輔だったのかとさらに質問すると、昔からつけたかった名前があると強引に決められたと言った。その勢いで祖母の結婚した年もきくと、1959年だと教えてくれた。さらに祖父がどんな人だったかを質問すると、恵理は話したくないように誤魔化した。祖母には事故で死んだとだけ聞かされていた大輔だったが、本当は冬の寒い日に酔っ払って凍死した、働きもしないとお酒とギャンブルで祖母の溜めたお金も全部使ってしまった人だと恵理は教えてくれた。さっさと離婚してしまえがよかったと大輔は言ったが、あの頃は離婚なんかできる時代じゃなくて我慢するしかしなかったと恵理は言った。恵理は自分はさっさと離婚したし、時代が違ってよかったと言った。そのまま祖母には好きな人がいたが、結婚は許してもらえなかったことも教えてくれた。栞子の発言がほとんど当たっていた。


次の日、大輔は自転車でビブリア古書堂を訪れた。そこには弟の文也が店番をしていた。そこに栞子がでてきた。大輔は昨日わかったことを伝えた。結婚した年が1959年ということに一瞬驚いたが何事もなかったかのように、査定額が4万2千円だと告げた。大輔がなんであんな質問をしたのかと聞くと、栞子はなんとなくと答えた。なんとなくにしては質問が具体的すぎると大輔がさらにきくと、そうでしょうかと栞子ははぐらかした。大輔は祖母が死ぬ前にお前にどんな人と結婚するだろうねという前に、何か別のことを言いかけたのじゃないとひっかかっていて、栞子の質問がそこに関係あるのじゃないかと詰め寄っても、査定額に問題はないですかと栞子は話を変えてしまった。


大輔はハローワークに行ったが、体力もありそうなので警備会社はどうですか?と職員(サッカー選手の内田篤人)に言われた。大輔は返事を濁した。
大輔はCAFE甘庵に行って抹茶クリーム餡蜜を注文し、ハローワークでのことを愚痴った。柔道の段もあるが宝の持ち腐れだねと店主(鈴木浩介)に言われた。ここでいいから雇ってというと大輔が頼むと、新しいバイトの佐々木亜弥(トリンドル玲奈)が紹介され、うちにはかわいい子しか雇わないと言われた。できた抹茶クリーム餡蜜はあちらのお客様というので目で追うと、その客は栞子だった。
買いすぎてしまった本を持ち帰る手伝いで大輔はまたビブリア古書堂を訪れた。大輔は本が苦手ではなく読んでいると貧血を起こしたみたいに気分が悪くなって読めないと話した。残念です、本が読めないなんてもったいないと栞子は、大輔の祖母と同じことを言った。大輔はこの間の話で1962年の出来事を質問した。自分で調べたが特に何も見つからなかったと言った。しかし、栞子は相変わらずただ聞いてみただけだとそっけない返事をするだけだった。


大輔が家に帰ると絹子おばさんが祖母の葬式の写真を持ってきていた。写真では大輔と恵理の2人だけが大きかった。見た目だけ大きくて中身は小さいと嫌味を言われた。逃げるように部屋に行こうとした大輔はまた鴨居で頭をぶつけた。そこで恵理は写真を見直してから、祖母の葬式の時に鴨居に頭をぶつけた背の高い見慣れない老人がいたと話をした。しばらく鴨居にうちつけてあるゴムを眺めてから、祖母の遺影に深々とお辞儀をしていったらしい。あとで他の人に話を聞いたが誰もその老人を知らなかったらしい。そこで大輔は何か思い当たり祖母の葬式の芳名帳を開いて、そこに田中嘉雄の名前を発見した。葬式の受付で見た背の高い男性とを思い出していた。
芳名帳に書かれていた文京区春日2丁目という住所を頼りに大輔は田中家を全部訪れて嘉雄という親族がいないかきいて探した。狭い道を行ったり来たりしながら、探し歩いたがついに見つけることができず夜になってしまった。
大輔は家で落胆しながら祖母との会話を思い出した。漱石全集8巻を本棚からだしたところで「何やってるの?」と声が聞こえ、大輔は無昔に祖母にそれで叩かれたことを思い出した。言いつけを守らないとうちの子じゃなくなるのよとひどく怒られていた。それは幻覚だったが、怒られた時も漱石全集8巻だったので意を決して本を読もうとしたが、ぼやけたりして読むことができなかった。
台所で休んでいると、恵理が来た。漱石のそれからを読んだことがあるか聞いたが、映画でしか見たことないと答えた。演出でぼかされて何を言っているかわからなかったが、内容は主人公が○○しちゃう話でしょと恵理は言った。それで大輔は何か思い当たり、鴨居にゴムをつけたのは恵理が生まれる前に背が高い子が生まれてぶつといけないからと祖母がつけたらしい。祖母は生まれてくる子が背の高い子だと予知するかのようだった。祖父は小柄だったということも大輔は聞き出した。


大輔はまたビブリア古書堂を訪れた。あれで祖母の話は終わりじゃなく続きがあって、全て分かっているなら話してもらえないかと大輔はお願いした。
栞子は想像してみてくださいと話し始めた。あなたが誰かに本をプレゼントするならどうしてか?と質問し、大輔は相手が本を好きだからと答えた。それだけですか?と栞子は返した。自分が読んで感動したから相手にも読んでほしいという大輔に、それなら本のタイトルを伝えて相手が興味を持ったら買うかもしれないではダメなのかと返した。大輔は本を読めないが音楽なら聞くことができるので、歌の歌詞が今の自分の気持ちそのものだ、自分の歌だと思ったことはないかと質問した。ありますと大輔は答えた。
このそれからという本の主人公は人妻と恋に落ちます。愛しい人のために将来も財産も家族も友人も全てを投げ捨てて、彼女と2人だけで人生を歩んでいくという話です。田中嘉雄が祖母にそれからを送ったのは主人公の行動が自分の願望そのもので、ラブレターだったのではないかと栞子は考えたという。「それと」と言いかけて止めた栞子に、大輔は先を促した。
祖母が漱石全集を購入したのはビブリア古書堂だと明かした。漱石全集の値札は栞子の祖父の癖のある字だったのですぐに分かったという。手書きの値札を使っていたのは古書堂が開店してすぐの短い間だけ。祖母が漱石全集を買ったのはビブリア古書堂が開店した1962年。祖母の結婚が1959年とすると、田中嘉雄から本を送られたのは結婚後、つまり2人は不倫関係にあったことになると言った。なるほどねと大輔は納得した。祖母がつけた大輔という名前はそれからの主人公の名前だったからだった。2人のとって大輔は特別な孫だったようだ。親戚の中で恵理と大輔だけが背が高かったのは偶然じゃなかったのかと納得した。
芳名帳で田中嘉雄の名前を見つけたことで田中嘉雄を探したが見つからなかったことを大輔は話した。栞子が祖母に本を送ったのはその人ですと言った。書かれていた住所が文京区春日2丁目であることを栞子が当てると、大輔は驚いたが、それはそれからの舞台となった場所ですと栞子は答えた。祖母は最後に田中嘉雄に見送ってもらえたことが分かった。
大輔は何十年も隠されてきた真実を見ぬいてしまうなんてすごいなと栞子に言った。栞子は真実を知ることが必ずしも人を幸せにするとは限らないと大輔に謝った。大輔の方でも不思議と真実を受け入れられていると言った。大輔は最近まで忘れていたが、その本を触っていて昔怒られたトラウマで本を読めなくなってしまったのかもしれないと語った。あの時祖母がなんであんなに怒ったか分かったと大輔は栞子にお礼を言い頭を下げた。お役に立ててよかったですと、栞子は漱石全集8巻を大輔に返した。
帰ろうとする大輔に、栞子はうちで働いてもらえないかと言った。大輔は本を読めないと断ろうとしたが、古書店の人間に必要なのは本の内容よりも市場価値だから勉強できると言った。さらに本は重いので男手があると助かるのでお願いした。気まずい沈黙が流れたが、大輔はよろしくお願いしますと答え、働くかわりに本が読めないのでそれからの内容を詳しく話してくださいと言った。栞子は笑顔で喜んでと返した。


大輔はビブリア古書堂で働き始めた。掃除中に落とした本の中に誰か分からない謎の写真を発見した。人が入ってきたのでいらっしゃいませと挨拶すると、栞子への来客せどりやの志田(高橋克己)だった。志田は小山清の落穂拾いが盗まれたと言った。せどり屋というのは古書店で安く売られている本を買って、高く転売する職業の人だった。
志田が妙本寺に行った時にトイレを借りに行く間に、女子高生くらいの女の子が自転車にぶつかった。志田が戻ると女の子はすでにいなくて本が1冊だけなくなっていた。その女の子が何のために持ち去ったのかと考え始めた。大輔も女子高生が本の価値を考えるのも1冊だけというのもおかしいと言った。たまたま読みたくて盗んだという説は、落穂拾いは珍しい本じゃないから探せばすぐに手に入ると志田に否定され、自分の本と間違えて持っていたという説も、その場に別の本が増えていなかったと否定されてしまった。売るためでも読むためでもなく本を盗む理由があるのかと考えこむ大輔に、それがこの事件のポイントだと思いますと栞子は言った。


エンディングに合わせて夏目漱石「それから」のあらすじ。代助(さすがにビブリア古書堂の事件手帖の大輔とは字が違う)は、実業家の父のスネをかじり30才になっても、今だ独身のまま。すすめられる縁談をいくつも断り、のらりくらりと暮らしていた。ところが、3年ぶりの親友の帰郷がそんな生活に変化をもたらす。親友、平岡の妻・三千代は代助がかつて想いを寄せていた女性。仕事を失くし、生活を困っていた平岡夫妻のために無理して金を工面する代助。そして何度も顔を合わせるうちに今でも三千代を深く愛している自分に代助は気付いていく。やがて代助は決意する。行き着く先に破滅しかなくても、心のままを打ち明けようと。「僕の存在には、貴方が必要だ。どうしても必要だ。」ー想いを確かめ合う2人。しかし、2人を待っていたのは平岡と父からの絶縁だった。途方にくれた代助が町にさまよい出るところで物語は幕を閉じる。


感想的にいうと何よりエンディングのそれからの要約が良すぎる。このくらい短くネタバレでも書いてしまいたいものだ。たかが1時間のドラマに説明が多すぎる。まぁあとからある程度ちゃんと思い出すためにはこれくらい書いてもいいのかもしれないけどね。
それでもって、ビブリア古書堂の原作は知らないのだけど話題だったので本屋で見かけたことがある。表紙の女の人は栞子だったと思うのだけど、黒いロングで清楚なイメージだったが、ショートカットだし元気な剛力彩芽ではどうなのかなと思った。演技を見ればそこまで悪くなかったけど、やっぱロングくらいはあわせるべきだったかなと思う。ただ今の女優でそれに合う人がいるかどうか、夏帆あたりが黒髪ロングで清楚かと思ったが、少し子供っぽすぎるのかな。AKIRAに関しては色黒いしちょっとなんか違うように思う。原作でも肉体派っぽいから見る人が見れば合っているのかなぁ。というかEXILEという時点で役者やらないでよってのがどうしてもある。GTOはまだキャラ的にあう部分が強かったから良かったけども。
内容に関して言うならミステリーっぽいのだけど人が死んだりしななくて、これはこれでいいかなと思います。今回のように「それから」というテーマに合わせた内容というのも高評価。原作も安く手に入りそうなら読んでみようかなぁ。歴史的にも名作といわれるような本はあまり読んでいないけど、これでもけっこう本は読んでいるつもりなので知っている本が出てきてくれるとうれしいと思います。