オカヤドカリ33日目 オカヤドカリはどうやって天井から降りるのだろうか?

水槽内温度26度、湿度68%。水槽に蓋をしてプラスチックの蓋をしたことで前よりも湿度は高く保てている。その他、特に変化なし。地上には相変わらず2匹のみ。全然姿の見えない4匹が気になる。この4匹が天井や水槽のふちを登っていたことは見たことがないし、網には2キロの重りが乗せてあるわけだし脱走したとは考えにくい。ただ水槽内のどこに潜っているかもわからず、シェルターや水飲み場など物が多いのでそんなに潜れる場所が確保できるものかなぁ。潜ってから横に移動すればどこにでもいくことはできるが、どこにいるか検討もつかない。ちょうど海水飲み場の掃除をしたのでその下の砂はあまり厚くないので軽く掘ってみたが予想に反して1匹もいなかった。どれか1匹くらいは脱皮中なのかもしれない。それも集団で襲っていてみんな潜っているのかなぁ、こわい。


水槽の方からガサガサガリガリとそんなに大きな音ではないが聞いたことのない音が聞こえてきた。砂を激しく掘っている音かと思ったのだけど、今掘られているような穴はなかった。水槽内を全体的に見ていると思わぬところ、天井に1番行動的なオカヤドカリがいるのを発見した。緑の貝殻を奪って1番行動的なオカヤドカリはお気に入りの貝殻を手に入れたうれしさからか、前よりも動きが活発になっているように思う。水槽ふちのシリコンを登ったのか、温度湿度センサーのケーブルを登ったのか分からない。
しばらく時間を置くとまたあの音が聞こえてきたので静かに水槽に近づき見た。天井のオカヤドカリが触角や足で網やプラスチックで触っている音であった。かなり移動している。ただ移動はいくらでもできると思うのだけど、どうやって下に降りるのだろうか。登る方はどうとでもなるが降りる場所を見つけるのは難しいと思う。もちろん貝殻もあるし下はサンゴ砂や流木でそれほど固くもないし、オカヤドカリは丈夫だし落ちても大丈夫ではあるが、オカヤドカリが自ら落ちるとは思えない。このまま放っておいて様子をどうするか様子を見たくもあったのだけど、エサや水を交換したいので網を外してオカヤドカリが体を出したときに剥がして普通に水槽内に置くと、シェルターに逃げていった。
それから餌と水の交換。餌は昨日刺身についていた海草とポッキーの芯の部分を入れてみたが食べた様子もなくしおれていた。ポップコーンも一昨日いれたものがある程度食べられて固くなっていた。新しいポップコーンを設置。水飲み場は真水と海水ともに容器を洗った。真水の方は少しにごっていた。毎日交換していないので本当はよくないのかも。洗いなおして中の水も新しくして設置したところ、しばらくして1番行動的なオカヤドカリが海水に入っているのを確認した。殻が全部浸かるくらいの水を用意したほうがいわれているのを見たが、そこまでの容器が見つからず精々殻の半分、だからオカヤドカリ本体は浸かれるくらいだと思う。真水の方にももう1匹が近づき飲んでいた。水を新しくしてすぐに反応があるということは、古くて気に入らなかったのだろうか。水の見た目がきれいでもそれだけじゃいけないのかもしれないなぁ。