アフリカ最南端への上陸演習

25歳くらい。
僕はある特殊部隊に所属しているみたいで、今回は特別な訓練に参加していた。5人で1チームとして、過酷な状況で目的地を目指すものだった。アフリカの南端より南のある場所に目隠しをした状態でヘリで連れていかれて、海に投げ込まれた。投げ込まれた時をスタートとして目隠しをはずした。海に浮かんだ状態で方位磁針と地図を確認した。まずは近くに島が見えたので上陸した。体を温めるために火を起こす。大きな島ではないので歩いて、島の形を把握することで自分の今いる島がどこか、地図のどこなのかを確認する。島の周囲を歩いている時に、あんまり文化的でない感じの現地の人を発見した。この人たちは自分がどこに住んでいるのかあまり把握していなかった。ただ北に行けばアフリカの南に着くことだけは知っていた。僕らが泳いでいくことを話すと、「泳いでいって行きついた者はいない。あの海域には人食いサメがいる」と教えてくれた。水中戦もできる装備を持っているが、5人全員が行きつくのは難しいのかもしれないと判断し、島の木を使っていかだを作ることにした。