入江の地下の水族館

多分20歳くらい。
中学校の時に仲の良かった友だちとダブルデート。入江の地下にあるという変わった水族館に行くことにした。その入江までついたけど入り口が全然見えない。カップルごとに分かれて探すことにした。僕は彼女の真琴(仮名)と探す。入江にはある程度手すりもあるような安全な道が続いている。そこを海を見ながら歩いていたけど、全然水族館が見つかる雰囲気はない。いつの間にか友だちのカップルは見えなくなっていて、水族館を見つけたのかなと思って電話をかけたがつながらなかった。水族館は地下だし、この辺りは元々あんまり電波がよくなかったのでしょうがないかもしれない。さっきまで友だちがいた辺りを重点的に探す。
そうすると地下へ続く岩でできた階段を見つけた。けっこう深くて奥にオレンジの光が見える。そのオレンジの光以降は全然光が見えなかった。真琴と手をつないで奥まで歩いてみる。幕のようなものをくぐると突然明るくなった。電気がこうこうとついている。明るさに慣れるまで待っていると、真琴がキャッと悲鳴をあげた。真琴はなぜか下着姿になっていて胸や腰を隠している。僕も下着姿だった。いつのまにこうなったのか全然わからない。ただここには人がいないことが救いだった。周りを見渡すとここは水族館ではなくてゲームセンターだった。少し遠くに友だちカップルを見つけたが服を着ていた。その友達に声を掛けるとプリント倶楽部の1台を指差していた。そこに向かうとコスプレ用の服が置いてあったので着ることにした。学ランとセーター服姿になった。
とりあえず服は手に入れたので、水族館を探してゲームセンター内をうろうろしたが、水族館へ続く道も出口も見当たらなかった。