私がマイクロソフトで学んだこと

私がマイクロソフトで学んだこと (Ascii books)

私がマイクロソフトで学んだこと (Ascii books)

最近読むことが多くなってビジネス本。それでマイクロソフトといわれたら読まないわけにはいかない。そりゃ、もちろん100円という値段だから買ったんだけど。
著者はもちろんマイクロソフトの社員で、多分今も現役。1年間のオフの間に書いてまとめたらしい。よくあるビジネス本と同じこともいっているけど、マイクロソフトはやっぱり違うというところも見せつける。上司についての部分がけっこう多かった。それも含めてパソコンや書類に向かったばかりいないで、人間関係というコミュニケーションをちゃんととりなさいと。面接でも、時間を自分で確かめてまだアピールしていないことがあれば、こっちからでも言う。「〜についてまだ話していません」「要約すると(このあとに再アピール)」なんてなかなかできるものではなさそう。マイクロソフトでは徹夜や残業を奨励しているらしい。でも、強制ではなくみんな自分からやるようだ。マイクロソフトに勤める人間はやっぱり仕事人間が多いようだ。
上司や同僚などに相談に行くときは、要約していくのは当然のことで、さらにいくつかの解決策とその理由、優先度を考えてくること。
実際にマイクロソフトでまわったジョークのメールなど載っていておもしろい。このジョークは半分くらい分からなかった。仕事が出来る人はユーモアをもっていなければいけないようだ。
転職や部署替えはやっぱり利用するべき。半年くらいの目標をたて、一定期間ごとに目標の見直しと進捗状況の確認を上司などよ話しあうべき。
あとおもしろいのは、会議に1番遅れてきたひとがその会議の報告書をまとめることにすると、会議の遅刻者がいなくなる。同じようにプログラムコードの動作確認は自分以外の人がするのだが、間違えたコードを作った人がその次の確認作業を受け持つようにしていく。それにより、みんな確認作業などしたくないので、間違いのない出来のいいコードを書くようになる。確認作業をする人間も、確認作業を自動化するプログラムなどを書くようになる。
気になったところは大体こんな感じである。他のビジネス本よりは具体性もあった良い感じがした。ビルゲイツ本人が書いた本も読まないといけないなぁ。